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五感の外のフィールドワーク
by lotus_ark
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石の声を聴く人(日曜日のひとりごと改題)




帰ってきました。

ひとりの作庭家に絞って庭を見まくりました。
空間的には面白かったけれど、スーパーナチュラルなコトは
なあんにもなかったなあ・・ってあたりまえデスか。

で。絵や庭園って、鏡みたいなものかもしれないと感じました。
作者が意図したことを感じるために見るわけではなくって、そ
れを見る「見方」に、自分が映ってる。

庭が、「こうでしょ?」と語りかけてくるときに、ふうむ。と思う自分
がいる。それが結構、面白かったです。


五感外では、しいていえば通りがかった本能寺の大銀杏がコワ
かったデス。
木が、何か緊張した気配を帯びてました。


冬の京都は空いててお寺見学にはよいシーズンのようです。



・・・・

追記。
ほとんど自分へのメモみたいスミマセン・・。

見てきた庭の作庭家は重森三玲さん。
なぜだかちょっと気になっていて、このブログでもご紹介して
いたのですが。

その後検索して、以下の記述を発見。
うーん、ちょっと納得。
お庭拝見してるときに、お座敷で家鳴りとかしたし。

『実際、変な言い方をすれば少々「怖がり」で、それは「鋭敏」と言
うべきなのだろうが、とかく神秘的なものへの畏敬の念は強かった。
実生活では無用の長物のような能力(一種のテレパシー)を備え
もち、素材の声を聞き取り、場の力を創作に還元できる作家であった。』

以上、

重森三明著 重森三玲をもっと知るより引用。

きっと三玲さんは、石の声を聴いて石を立てていらしたのかもしれませんね・・。

ただ、違和感があったのは、見ても「入れ」なかったコト。
小さい頃遊んだ田舎の庭ですら、浮遊感?あちらに繋がる感じが
したのだけれど。

・・なにか違う感じがして。特に晩年のお庭は。

なぜだったのかしら???
庭に求めるものが庭本来の目的と違っていたのかなあ・・などと、
首をかしげながら帰ってきたのでした。
by lotus_ark | 2007-01-21 10:09 | 日常
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