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五感の外のフィールドワーク
by lotus_ark
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武道の合宿では、初日は身体を動かすことを楽しませていただき、
2日目は、自分のなかでは、ひたすら「見る」練習をしていました。


組手をすると、攻撃と受け手のオーラが、ぴったりと合わさってひとつの
流れを生みます。
金と紺のフィールドが湧き起こり、時として、陰陽が絡み合う図形のように、
まるで球を巡る龍のように、エネルギーの旋回が起きます。(@@)

どうやら、この合わさり具合が、組手のよしあしに対応しているようにも
見えました。

これも深く興味深い体験だったのですが、すこしおいといて。



組手がそんなふうに「見え」たりした。普段は時々「見る」ことを仕事にも
させて頂いている・・

・・・というお話を、夜のお喋りタイムに、ルームメイトさんたちとお話していた
ときのことです。


思いつめたような表情で、ひとりのルームメイトさんが問いかけました。

「あなたは見え始めて2年もしていないという。
わたしはヒーラーというのは、幼い頃からそのような能力を持っている
人がするものだと思っていたの。だからそんなにすぐにヒーリング
を仕事にするなんて、信じられない。」

「私には、天使が見えます。
人には、ヒーラーになることを勧められたりもするけれど、私は浅い経験
で、人の天使を見たり伝えたりすることは出来ないわ。」

「どうしたらいいのかまだわからないけれど、私は、書くのが好き。だから、
私は、ヒーラーではなくて、書く人になろうと思っています。」

そう語る彼女を見ながら、私は、驚いて、言葉を失っていました・・・・。

かろうじて、

「貴女に天使が見えるなら、なぜヒーラーになるかどうか、ガイドさん(天使)
と相談しないのかな・・・天使は、無意味に現れたりしないですよ・・・・。」

と、お声をかけることができただけでした。


書くことも、すばらしいこと。想う事をどんどん表現していければいい。

と同時に、天使との触れあいのなかにあって、なぜヒーリングを避けなければ
ならないのだろう・・・・・。
そこにある深みにこそ、自分のなかの小さな体験を越えて、人とシェアさせて
頂くに足る智慧に触れることができるかもしれないのに・・・・。

という想いも、喉に詰まっていました。


そして、彼女の疑問と、言葉とは、そのまま、今までのわたしの中にあった
ものでした。


こんな場所で「自分」に出会うなんて。

「自分」に想いを語られると、逆に、その想いの先で、ひとつの選択を既に
していたことにも、気づきました。


短時間に見え始めたからこそ、
わたしは、それが特別な事ではないことを知っている、ということ。

誰にでも起きうること。
誰でも、天使とコミュニケートしうること。

それを知ったときに、心の深い部分に湧いてくる何か。
それを、汲み出して、好きな形で流していければいい。
ヒーラーであっても、なくても、どうでもいい。

それよりも、底の方から湧いてきた感覚を、誤魔化さないことのほうが、
自分を大切にすることかもしれない・・・と。


問われなかったら、考えなかったかもしれない。
『躊躇の膜』を被った自分を、見ようとしなかったかもしれない。


だから、出会って下さって、ありがとう。


私のなかの貴女。貴女のなかのわたし。
あのとき言えなかったけれど、

貴女が想うように、生きてみて下さい。

貴女の選択を、わたしは信頼しています。
貴女が体験なさることは、わたしの体験することだから。


天使とともに、貴女の選んだ道は、あるのだから。





・・・鏡から、貴女へ。もうひとことだけ。


ヒーラーになってみたって、いいんだょ。
by lotus_ark | 2007-10-10 22:24 | 日常
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