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五感の外のフィールドワーク
by lotus_ark
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銀座のおじいさん





8月のはじめ。


歯医者さんの帰り道。銀座松屋の脇の道にさしかかった時の
ことです。


歩道の脇に植え込みがあって、その柵とツツジか何かの谷間に、
おじいさんがお尻ごと仰向けにはまって足をじたばたさせていま
した。

ストリート生活が長そうな方です。
おしりが植え込みに沈んじゃって、立てないみたいなのです。


歩道では帰り道の人の流れができていて、無関心にずんずん
流れていきます。


一人だけ、ほっそりしたおばさまが道に立ち止まっていて、助け
ようか、どうしようか、おろおろ見守っています。


私はその様子を横目に、流れのまま通り過ぎたのですが・・・・。

3mほど歩いてから、引き返しました。


チョットコワそうだけど、何しろおじいさんだし。
立てないおじいさんに手を貸さないのはヒトとしていかがなものか。

と思いつつも愛想のかけらもナイ無表情さで。



「立てますか。」

と、おじいさんの前に立ってぬっと手を差し出しました。




「いや、このままでいい。」


白髪がドレッドヘアみたいに絡んで肩まで伸びて、微笑んだ
口からは好き勝手な方向に伸びた歯がこぼれ落ちそうです。。。


チョットひいてしまいそうな姿のおじいさんの、しかし、その
真っ黒な瞳が、一瞬キラリと光りました。



(私が見える人が居るのか)

とその瞳は語っているようでした。


その一瞬、目から胸に。
生きて在ることの極上の喜び・・・の波長?

何か、キレイなエネルギーを頂いたような感じがして。
不思議な連帯感が湧いてきました・・・。


???

状況と感覚のギャップに、すこし戸惑いました。



おじいさんはそこに落ち着きたかったらしく。
結局私は何一つせず、けど、ホッとしながら傍らに居たおばさま
とともにその場を去りました。





ただそれだけのお話で、ブログに書くまでもナイなあと思って
いたのですけれど。

1ヶ月たっても頭に残っていて。
何か教わったような感じがするんです・・・。



銀座のおじいさんは、路上から、道行く人を眺めていました。
そこから見える景色は、そこに在る時間は、たぶん歩いてる人
とは全く違っていて。

歩く人とおじいさんとは同じ場所にいながら、全くお互いの存在を
感じないほどに異なる世界のなかにいました。


たぶん、誰であっても同じことなのかも。

異なる世界に居た意識同士が何かの拍子に「つながる」とき。
意識の外の領域で、何かとっても価値のあるコトがおきてる・・・。


その一瞬を創りだしたくて、いろんな冒険的なシチュエーションの
人生を、選んでいるのかも・・・。




あ”~。うまくいえないけれど。グリコのキャラメルみたい?

目を奪われるのは種類豊富なオマケの部分だけど、
喜びの本体は、一粒300mのエネルギー。
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by lotus_ark | 2006-09-01 11:59 | 日常
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